インターネット速度の単位とは?読み方や速度の見方を徹底解説!

2022年06月27日 更新日:2024年02月28日

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インターネットの回線速度を知るには、速度を表す「単位」を覚える必要があります。この記事では、bpsをはじめとした単位の読み方や速度の見方を解説します。インターネットの速度について理解を深め、ご自身に合った回線を選べるようになりましょう。

光回線のパンフレットやWebサイトで「最大1Gbps」のような表現がよく使われています。しかし、1Gbpsがどの程度の速さで、導入することでどれくらいインターネットが快適になるかについては、わからない方が多いのではないでしょうか。

この記事では「bps」をはじめとした単位の読み方や速度の見方を解説します。インターネットの速度は、回線を選ぶうえで重要な判断基準です。この記事でインターネットの速度に使われる単位をマスターし、ご自身で比較できるようになりましょう。

インターネット速度で使われる単位とは?

ここでは、インターネットの回線の基本となる単位「bps」を解説します。それぞれの単位の違いについても確認していきましょう。

基本単位は「bps」

「bps」は「bit per second(ビット・パー・セカンド)」の頭文字をとったもので、読み方は「ビーピーエス」>です。1秒間にどれくらいのbitを送ることができるかを表しており、数値が大きいほど回線が速いことを意味します。

bpsが基本単位である理由は、bitが情報量の最小単位だからです。しかし、インターネットが高速化するにつれ、bpsで表すとケタが大きくなりすぎるという問題が出てきました。

そこで使われるようになったのが「kbps(キロ・ビーピーエス)」や「Mbps(メガ・ビーピーエス)」で、1,000bps=1kbps、1,000kbps=1Mbpsとなります。

光回線で見かける「Gbps(ギガ・ビーピーエス)は、1Mbpsの1,000倍です。つまり1,000Mbps=1Gbpsで、その速さは画期的なものです。

「bps」と「B/S」の違い

「bps」と混同されがちなのが「B/S」で、読み方は「バイト・パー・セカンド」です。

bpsが「1秒間に送信できる『bit』量」なのに対して、B/Sは「1秒間に送信できる『Byte』量」を表しています。1Byte=8bitなので、8bps=1B/Sということになります。

小文字のbで表されるのがbit、大文字のBで表されるのがByteと覚えておくのがおすすめです。

Byteがよく用いられるのは、写真・動画・ハードディスク・USBメモリなどの容量(情報量)を表す場合です。例えば、「iPhone 13 Pro」の最上位機種のメモリは現在512GB(ギガ・バイト)となっていますが、bitを用いるなら4,096Gbと表すことができます。

「bps」は高い方がいい?インターネット速度で押さえておきたいポイント

bpsの値はあくまでも最大値であり、常にその速度が保証されているわけではないので注意が必要です。また、インターネット回線を選ぶ際は、速度だけでなく、使いやすさや安定性も考慮しましょう。

ここでは、インターネット回線を選ぶうえで押さえておきたいポイントを解説します。

インターネット速度についてより詳しく知りたい方はこちらのページよりご確認ください

ネット速度はどうやって決まる?正確に測定する方法もご紹介!

カタログの速度は最大値

プロバイダのカタログやWebサイトで、「下り最大100Mbps」のような表記を見たことがある方もいるでしょう。回線速度の「下り」とは、ダウンロードの速度のことです。

しかし、パンフレットやWebサイトに書かれている速度は、あくまでも理論上の最大値であり、常にその速度が出るとは限らない点に注意が必要です。

回線速度は利用する時間や場所、使用機器によって大きく変化します。次のような理由で通信速度は下がってしまうため、回線速度は参考程度に考えておくとよいでしょう。

【利用者が多くて回線が混雑している】【住んでいる地域の通信環境が悪い】【使っているPCやスマートフォンが古い】

料金や回線によって速さは異なる

現在、インターネット回線で最も速度が出るのは光回線です。下り322.9Mbps・上り249.2Mbpsが平均値で、「最大1Gbps」と謳っているところもあります。一方で、モバイルルーター(ポケットWi-Fi)は、下り37.1Mbps・上り11.9Mbpsが平均値なので、光回線の数値に比べると速度が遅いように見えます。

しかし、光回線がすべての面でモバイルルーターを上回っているとはいえません。どこでも使える利便性や回線使用料の安さは、モバイルルーターならではのメリットです。また、Webサイトの閲覧やメールのやり取りといった使い方なら、モバイルルーターの速度でも十分対応できます。

回線選びでは速さだけではなく、料金や使用目的もあわせて考えることが大切です。

速度だけでなく安定性も考慮する

インターネットを快適に楽しむには、安定性の高さも重要です。時間帯によって著しく速度が落ち、サイトにつながらなくなるようではストレスがたまってしまうでしょう。

また、オンラインゲームを楽しむなら、安定性はさらに重要です。光回線を使っていても、安定性が低いとシューティングゲームで撃ち負けてしまったり、同じパーティの仲間から「ラグい」と指摘されたりするかもしれません。

契約前にWebサイトでプロバイダの評判を調べるなど、十分にリサーチしましょう。光回線なら、次世代型のインターネット規格であるIPv6に対応した「IPv6(IPoE)接続サービス」の利用を検討してみるのもよいでしょう。

インターネット速度の単位を理解して快適な通信を!

インターネット速度の基本単位は「bps」で、1秒間にどれくらいのbitを送ることができるかを表しています。

1,000bps=1kbps、1,000kbps=1Mbps、1,000Mbps=1Gbpsとなり、このように並べてみると「最大1Gbps」という回線がいかに速いかがわかりますが、通信速度はあくまでも理論上の最大値です。通信速度は使用環境や時間帯で変化するため注意しましょう。

また、基本的に通信速度の最大値が高いほど月額利用料が高くなる傾向があります。オンラインゲームなど、大容量の通信が必要になる場合はbpsが高い回線がおすすめですが、Webサイトの閲覧やメールのやり取りが中心であれば、bpsが高い回線が必要とは限りません。

大切なことは、ご自身の使用目的にあったインターネット回線を選ぶことです。速度だけでなく、使いやすさや目的も考慮してインターネット回線を比較してみましょう。

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