ネット速度に関する基礎知識

光回線の工事内容や方法は?工事の流れやポイントも徹底解説!

rss

光回線に乗り換える際の工事内容は、住居や居住形態によっていくつかに分かれます。それぞれの工事内容や申し込みから完了までの流れ、注意事項について見ていきましょう。


目次
光回線工事とは. 3
光回線工事の内容や方法. 3
光回線工事:一戸建ての場合. 3
光回線工事:マンションの場合. 5
光回線工事の流れ. 6
【事前準備】光回線の提供エリアであることを確認する. 6
【事前準備】過去に光回線工事の履歴があるかどうかを確認する. 6
工事を申し込む. 6
工事の実施. 7
工事後に自身で機器の設定をする. 7
光回線工事の注意点や確認しておきたいポイント. 7
光回線工事が不要なケースがある. 7
光回線工事ができないケースもある. 8
光回線工事は多くの場合立ち会いが必要. 8
建物に穴を開ける工事の可能性がある. 9
【賃貸】オーナーや管理会社の許可が必要なことがある. 9
【戸建て】隣人の許可が必要なことがある. 9
トラブル防止に申込時のやりとりを記録に残す. 10
(まとめ)光回線工事の概要や流れを把握して自分に合ったサービスを選ぼう. 10


光回線の利用には工事が必要ですが、一戸建てやマンションなどの住居の違いや、持ち家か借家か、光ケーブルを引いたことがあるかないかといった状況によって、工事内容や所要時間が大きく変わります。

最もシンプルなケースでは、壁に穴を空けたり、工事に立ち会ったりする必要はありません。しかし、場合によっては立ち合いが必要になり、外壁に光ケーブルをビス止めするなど、かなり大がかりな工事になる可能性もあります。

この記事では、光回線工事の内容や流れ、ポイントをケース別に見ていきましょう。

 

光回線工事とは


「光回線工事」とは、インターネット通信を行うための光ケーブルを室内まで引き込む工事のことです。一戸建てやマンションといった住居の違いや、光ケーブルがどこまで来ているかによって工事内容は変わります。


本章で解説するのは、担当者が室内に入り、居住者が工事完了まで立ち合わなければならないケースです。

光ケーブルが室内まですでに引かれているケースでは、担当者が室内に入ることはなく、居住者の立ち合いも必要ありません。こちらについては、後ほど解説します。

光回線工事の内容や方法

光回線工事の内容は、一戸建てとマンションで大きく変わります。一戸建ての場合は、光ケーブルを電柱から引き込む必要があり、大がかりな工事になります。マンションなら多くの場合、工事は屋内だけの小規模なものとなり、時間もそれほどかからないでしょう。

光回線工事:一戸建ての場合


電柱から壁面に光ケーブルを渡し、引き込み口から宅内まで光ケーブルを通して光コンセントを設置します
。光コンセントに接続するための「ONU(光回線終端装置)」を接続して完了となり、工事には2時間ほどかかります。


光ケーブルを壁面や引き込み口まで渡すのに、壁面に金具で止める必要があるため、ビス穴が開いてしまう点に注意が必要です。また、引き込み口には、多くの場合、電話線用の配管やエアコンダクトなどを利用します。

光コンセントは既存のコンセントをいったん外して、光回線が追加されたタイプを設置するのが一般的です。見た目がすっきりしており、通常のコンセントと見た目もあまり変わらないのが魅力です。

光回線工事:マンションの場合


マンションの入居者が光回線を利用するには、あらかじめ光回線が共有スペースまで引き込まれており、各入居者が利用できるよう、スプリッタという機器が設置されていることが条件です。


スプリッタに接続された光ケーブルを室内まで引き込んで、光コンセントを設置しONUを接続して工事は完了です。壁に穴を開ける必要はないため、大家さんや管理会社の立ち合いは不要で、工事も30分~1時間程度で終わるでしょう。

マンションの場合、どのように光ケーブルを引き込むかはあらかじめ決まっているため、光コンセントやONUを設置する場所を入居者が決めることはできません。好きな場所に設置したいなら、ケーブルを伸ばすなどの工夫が必要です。

共有スペースまで光ケーブルが引き込まれていない場合など、さらに詳しい内容は以下の記事を参照してください。

光回線工事について詳しく確認する


光回線工事の流れ

ここでは、光ファイバーを自宅に引き込み、利用を開始するまでの流れを解説します。光回線の工事自体には、いくつかのパターンがありますが、事前準備、工事の申し込み、実施、ご自身での設定という流れが基本になります。

【事前準備】光回線の提供エリアであることを確認する

一戸建ての場合は、ご自宅が光回線サービスの提供エリア内にあるかどうかを確認してください。プロバイダが決まっているなら、公式ホームページや申込時の電話で確認できます。

マンションなら、共有スペースまで光ケーブルが来ているかどうかを、大家さんや管理会社に確認してください。

ご自宅がサービス提供エリア外にある場合は、工事を行うことはできません。また、マンションで光ケーブルが共有スペースまで来ていない場合は、一戸建て同様の手続きで光回線を引き込むことになり、大家さんや管理会社の許可が必要です。

【事前準備】過去に光回線工事の履歴があるかどうかを確認する

引っ越し先などで光回線工事を検討しているなら、過去に工事が行われた形跡がないかどうかを確認してください。前の入居者が光回線を利用していたなら、すでに室内までケーブルが引き込まれており、大がかりな工事が不要になるからです。

一戸建てなら不動産会社に、マンションなら大家さんや管理会社に確認してみてください。光コンセントの有無は、工事の履歴を判断するのに役立ちます。確認ができたら、工事を担当する会社に、工事履歴の有無を伝えましょう。

工事を申し込む

光回線工事が必要な場合、申し込みは光回線の申し込みと同時に行われます。工事の日程や内容、混み具合にもよりますが、光回線工事が行われるまで数週間ほどかかることもあります。

工事までかなりの時間がかかってしまい、仕事や日常生活に支障が出る場合は、ポケットWi-Fiのレンタルをしておくなど、何らかの接続手段を確保する必要があるでしょう。

 

工事の実施

光回線工事の当日は立ち会いが必要とはいえ、工事中に何かをする必要は、ほとんどありません。ただし、一戸建てなら光ケーブルがどのように壁面を経由しているかは、把握しておいた方がよいでしょう。

また、一戸建ての場合、ケーブルを屋内に引き込むために、壁に穴を開ける必要が出てくるかもしれません。どのような箇所に、どれくらいの大きさの穴を空ける必要があるのかを確認しておきましょう。

 

工事後に自身で機器の設定をする

光コンセントにONUが接続されれば光回線工事は完了です。それ以降の接続機器や端末の設定は、自分で行わなければなりません。Wi-Fiを利用するなら無線LANルーターをLANケーブルでONUに接続し、PCやスマホなどの端末をそれぞれ設定していきます。

無線LANルーターは、「既存のものを再利用する」「新たに購入する」「プロバイダからレンタルする」のいずれかになります。ただし、再利用できるのは光回線の申込時にIPv4・PPPoEを選択した場合です。IPv6・IPoEサービスを選択した場合は、新しいものを用意しましょう。

いずれの方法であっても、設定の手順自体はそれほど変わりませんが、IPv6・IPoEを選択した場合は、接続後にIPv4 over IPv6接続ができているかどうか確認が必要です。以下の記事を参考にして、確かめてみてください。

ipv4 over ipv6 確認方法について詳しく確認する

光回線工事の注意点や確認しておきたいポイント

住居や居住の形態で、いくつかのパターンがあるのが光回線工事です。ここからは、それぞれの注意点や確認すべきポイントについて見ていきます。とりわけ賃貸住宅にお住まいの方は、注意すべき点が多いことを意識しながら目を通しましょう。

光回線工事が不要なケースがある

次のようなケースでは、光ケーブルがすでに引き込まれており、光コンセントも設置されているため、実際に工事を行わなくても、光回線を利用することができるでしょう。光回線の利用開始まで時間もかからず、室内での工事も必要ありません。
  • 前の住人が光回線の利用者だった
  • フレッツ光から光コラボへ転用する
  • 同じ光コラボを使いながら事業者のみ変更する

光回線工事が不要なケースや工事済みかどうかの確認方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

光回線工事が不要なケースについて詳しく確認する

光回線が工事済か確認方法を詳しく見る


光回線工事ができないケースもある

制限が少ないはずの一戸建てでも、光回線工事ができないケースがあります。例えば、郊外や山間部で、光ケーブルが電柱まで来ていない場合は工事ができないことがあるので注意が必要です。プロバイダの公式ホームページに「サービス提供エリア」として表示されていても、工事ができない可能性があるので、申込時に確認が必要です。

また、一戸建ての構造によっては、光ケーブルを屋内まで引き込めないケースもあります。こちらも申込時に確認してみましょう。

光回線工事は多くの場合立ち会いが必要

工事に立ち会いが必要なケースと不要なケースを、あらためて確認しておきましょう。

立ち会いが必要になるのは、光ケーブルが屋内まで引き込まれていないケースです。また、光ケーブルが引き込まれていても光コンセントが設置されていない場合、立ち会いでの工事が必要です。一戸建てに住んでおり、初めて光回線を利用しようと考えているなら、ほとんどの場合に当てはまると考えましょう。

立ち会いが不要なのは、光ケーブルがすでに屋内まで引き込まれており、光コンセントの設置が完了しているケースです。一戸建てに引っ越してきて、以前の住人が光回線を利用していたケースや、光回線をすでに利用しており、プロバイダのみ変更したいケースがこれに当たります。

ただし、プロバイダのみ変更するケースでも、一部で立ち会い工事が必要となる場合があります。申し込みの際に確認しておきましょう。
立ち会いが必要な場合 ・光ケーブルが屋内まで引き込まれていない
・光コンセントが設置されていない
立ち会いが不要な場合 ・光ケーブルが屋内まで引き込まれている
・光コンセントが設置済みである

建物に穴を開ける工事の可能性がある

一戸建てなら光ケーブルを屋内まで引き込むために、電話線用の配管やエアコンダクトなど既存のものを利用するのが一般的です。しかし、まれに建物に光ケーブルを通すための穴を開けることがあります

今まで電話回線を一度も引いたことがないケースや、光ケーブルを通す余地がないケースでは、直径1cmほどの穴が開くことがあるので賃貸の場合は特に注意しましょう。また、壁面には光ケーブルを固定するためのビス穴が数個必要になります。

賃貸の一戸建てで光回線を新たに引く場合には、大家さんや管理会社への事前の相談が必要になるでしょう。


 

【賃貸】オーナーや管理会社の許可が必要なことがある

賃貸マンションに住んでいる場合、賃貸の一戸建てと同様に、大家さんや管理会社の許可をもらいましょう

賃貸マンションでの光回線工事は、共有スペースから室内まで光ケーブルを引き込むだけなので、それほど大がかりなものにはなりません。時間も30分程度で、壁に穴を開ける必要もないのが一般的です。

とはいえ、賃貸住宅の借り手には、物件を住む前の状態に戻す義務があるため、無許可での光回線の引き込みは後々問題になりかねません。許可を取ったうえで、光回線工事を行いましょう。

【戸建て】隣人の許可が必要なことがある

一戸建てなら自由に光回線の工事ができるかというと、必ずしもそうではありません。まれに、隣の家に光ケーブルを引き込む許可が必要になるケースがあります。

例えば、光ケーブルが隣の敷地を横切る形でしか自宅に引き込めない場合、工事中に敷地に立ち入る必要があるかもしれません。また、光回線の開通後も隣の敷地の空中には光ケーブルが通った状態になるため、トラブルの原因になる可能性もあるでしょう。

光回線工事の担当者からそのように言われたら、速やかにお隣に相談しましょう。

トラブル防止に申込時のやりとりを記録に残す

光回線工事の申し込みはプロバイダの公式ホームページからも行えますが、その後のやりとりは電話で行われるでしょう。「言った」「言わない」のトラブルになりがちなので、やりとりはメモなどの記録に残しておきましょう

トラブルを防止するために残しておいた方がよいのは、やりとりをした日時や対応してくれた方の名前、話した内容です。工事の日時や光コンセントを設置したい場所など、こちら側の希望は、ことさら記録に残しておくことが必要です。

例えば、光コンセントの位置は、今後の使い勝手に大きく影響するにも関わらず、効率だけを優先して適当な箇所に設置してしまう業者もあるといわれています。

(まとめ)光回線工事の概要や流れを把握して自分に合ったサービスを選ぼう

光回線を利用するための工事は、住居や居住形態などによって内容が変わりますが、ご自身の場合なら、どのような工事になるかが把握できたことでしょう。

すでに光ケーブルが引かれている住居なら、立ち会ったり実際に工事を行ったりする必要がないため、手間がかかりません。一方で、光ケーブルが引かれておらず、光コンセントも設置されていない場合は、工事が必要になるケースが多いです。

大がかりな工事を行った場合、料金も気になるところでしょう。光回線工事の費用については、こちらの記事にまとめてありますので、あわせてご覧ください。

光回線の工事費用について詳しく確認する