光回線工事が遅い理由は?各業者の工事にかかる時間や工事を早くする方法を解説

2022年11月24日 更新日:2024年02月27日

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光回線工事が遅いことについて「なぜ?」と疑問や不満を感じている方に向けて、その理由や実際にかかる時間を解説しています。光回線の開通を少しでも早くする方法もあわせて紹介します。

「光回線の工事の遅さにイライラした」という記事や書き込みを、インターネット上で目にしたことはありませんか?「光回線工事がなぜそんなに遅いのか」と疑問に思っている方も多いでしょう。

この記事では、光回線工事が遅い場合の理由を解説します。光回線工事を少しでも早くする方法もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

光回線工事が遅いのはなぜ?

光回線工事が遅い理由は、いくつか考えられます。順に見ていきましょう。

工事業者の予定が埋まっている

光回線のプロバイダは数多くありますが、回線自体は同一の場合が多くあります。工事は回線会社が引き受けるため、繁忙期には特に工事件数が増え、予定が埋まり遅くなってしまうのです。

新築でNTTに住所登録がされていない

NTTなど光回線を引き込むには、住所登録やデータ登録が必要です。登録にかかる時間は、番地登録に最短3営業日ぐらいが目安で、光回線の工事業者の空きスケジュール調整に入るのは、そのあとになります。

さらに、工事のスケジュール調整に2週間程度かかるため、新築戸建ての場合は順調にいっても合計で3週間程度はかかる計算です。

光回線を引き込む距離や電柱の多さ

依頼した家のすぐそばまでの電柱まで光回線が来ていない場合は、何本もの電柱を経由して、光回線を引っ張ってくる必要があります。

電柱を所有している電力会社に、NTTが使用許可を1本ずつ申請することになるため、光回線を引っ張ってくる距離が伸びるほど、手続き完了まで時間がかかります。

光回線を引き込む距離も、光回線工事が遅い理由のひとつになるのです。

繁忙期と重なっている

工事業者には繁忙期があります。新入学生や新社会人が入居する3~5月、民間企業の転勤者が多い7月・10月、年末年始の休みにあわせて光回線を申し込む人が多くなる12月・1月は、特に工事件数が多くなります。

6~8月は、比較的工事が空いている時期です。

光回線工事にかかる期間はどれくらい?

光回線工事にかかる時間は2週間から2ヶ月程度であると言われています。しかし、光回線工事にかかる期間は、事業者の違いだけではなく、戸建てや集合住宅などの住居形態によって異なります。戸建てとマンション・集合住宅を例に比較してみましょう。戸建ての場合、大きく分けて以下の2種類の工事が必要です。

・光ファイバーケーブルを自宅にまで引き込む工事(屋外での工事)・引き込んだケーブルを回線終端装置に接続する工事(宅内での工事)

マンションのような集合住宅の場合、屋外工事は完了していることが多く、宅内での工事のみ行えば良いため、工事が早く終わると言われています。また、マンションの共有部から各部屋までケーブルがつながれている、かつ回線導入済みの場合は即日でネット回線が使えるケースもあります。

ただし、マンションにそもそも光回線が引かれていない、建物の構造などにより工事に時間がかかる場合もあります。回線工事を検討されている方は、余裕を持って早めに申し込むようにしましょう。

光回線工事が遅くならないようにする方法

光回線工事をできるだけ早くするには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、いくつかの方法を紹介します。

数か月かかることを前提に早めに手配する

原則として工事日は申込み順に決まります。また、契約後であれば、開通工事は3か月前から申込みが可能です。早めに工事依頼をしておくことで、工事待ちのストレスを減らすことができるでしょう。

光回線の開通工事は転居前でも可能です。不動産仲介会社などに前もって話を通し、光回線を開通させておくこともできます。引っ越し日から逆算して工事の予定を組みましょう。

開通が早い業者を選ぶ

開通が速い業者を選ぶのも、ひとつの方法です。開通が速い業者を調べる方法としては、以下のようなものが挙げられます。

・電話やメールフォームなどから業者に問い合わせてみる・実際に利用した人の口コミや評判を調べる

繁忙期を避ける

繁忙期を避けて、工事が空いている6~8月を狙うと、工事までの期間が早まる可能性があります。あわせておすすめしたいのが、工事が集中しがちな土日を避けて工事日を指定することです。

光回線工事が遅いことによるクレームの事情については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

光回線工事が遅い!よくあるクレーム事例や工事を早めるためにできることを解説!

公式サイトから申し込む

家電量販店などの代理店を経由せず、光回線の事業者の公式サイトから直接申し込むと工事が早くなる可能性があります。代理店と事業者とのやり取りが必要なくなるためです。

しかし、代理店を通すことで利用料金が安くなるなどのメリットもあるため、少しでも早く工事を終えることを優先するか、代理店の特典を取るのか検討が必要です。

工事日程を指定する

光回線の事業者に直接申し込んでしばらくすると、工事日の相談の連絡が入ります。その際に工事日程をこちらから指定すると、開通が早くなるかもしれません。場合によっては1週間変わることもあるため、交渉する価値はあるでしょう。

ホームルーターなどで光回線の代替を

光回線工事が遅い理由の中には、繁忙期を避けて申し込むなど依頼者がコントロールできるものもありますが、すべてがそうではありません。場合によっては1か月以上の長期間、回線が使えないため、何らかの対処法が必要です。

たとえば「ホームルーター(置き型Wi-Fi)」や「ポケット型Wi-Fi」、スマートフォンの「テザリング」機能を使うのが、光回線工事が遅い場合の主な対処方法です。回線速度は光回線には及ばないものの、いずれも開通工事を行う必要がないため、すぐに利用を開始できます。

光回線工事に時間がかかってしまうのは当たり前と考えて、入居前に工事を先行して進めておいたり、ホームルーターなどの代替を用意したりと、何らかの対策を立てておきましょう。

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