ネット速度に関する基礎知識 2022/5

もう悩まない!IPv4とIPv6の違いをわかりやすく解説!

投稿日時:2022/05/24(火) 16:28

ここではアドレスの表記方法であるIPv6とIPv4の違いや、それぞれの接続方法IPoEとPPPoEの違いについてまとめています。IPv6で得られるメリットなども併せて解説します。


目次

IPv4とIPv6の違い. 3
1. IPアドレスの数. 3
2. 表記方法の違い. 3
3. 接続方式の違い. 4
4. 回線速度の違い. 5
5. パケット転送時の違い. 5
6. セキュリティの強度の違い. 6
7.互換性がない. 6
IPv4 over IPv6とIPv6の違い. 6
IPv4とIPv6の見分け方. 7
IPv6接続テストで確認する. 7
パソコンの設定画面から確認する. 7
IPv4とIPv6の違いを理解してインターネットを活用しよう!. 8


次世代型のインターネット通信規格である「IPv6」は、従来型の「IPv4」に代わって普及が進んでいます。しかし、双方にはどのような違いがあるのか、正しく説明できる方は少ないのではないでしょうか。

本記事では、IPv6とIPv4の違いについて、インターネットに詳しくない方でもわかるように解説します。ユーザーが得られるメリットや、現在の接続がIPv6とIPv4のどちらかを判別する方法といったお役立ち情報もお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

IPv4とIPv6の違い


IPv4とIPv6の主な違いは7つあります。
これらの違いについて知ることで、IPv6の普及が急がれている理由がわかるようになります。

1. IPアドレスの数

インターネットに接続している機器には、データの送受信で使うIPアドレスが割りふられています。そして、IPv4とIPv6では作ることができるIPアドレスの個数が大きく異なります。

IPv4で用いられるのは32ビットで、2の32乗(約43億)個しか割り当てることができません。一方のIPv6で用いられるのは128ビットで、2の128乗となり、無限といってよいほどのIPアドレスを割り当てられるのです。

IPv4ではアドレスの枯渇が心配されていましたが、IPv6ではその心配がなくなりました。

2. 表記方法の違い

IPv4とIPv6ではIPアドレスをそれぞれ32ビットと64ビットで表すため、表記方法も異なります。

IPv4では32ビット表記のIPアドレスを、8ビットごとにピリオド(.)で区切り、10進数に変換して表しています。

IPv6では128ビット表記のアドレスを、16ビットごとにコロン(:)で区切り、16進数で表しています。

3. 接続方式の違い

IPv4ではPPPoE接続、IPv6ではIPoE接続が用いられています

PPPoEではインターネットに接続するために「ネットワーク終端装置」という装置を中継する必要があります。一方、IPoEではその必要がなく、インターネットに直接接続することができます。

ネットワーク終端装置を経由することで混雑時に通信が遅くなるなどのデメリットがありますが、IPv6・IPoE接続では、そもそもネットワーク終端装置を用いないため、混雑時でも安定した高速通信が可能になりました。

IPv6・IPoE接続を利用するには、IPv6・IPoE接続に対応しているプロバイダと契約し、接続機器を用意する必要があります。

4. 回線速度の違い

IPv4・PPPoE接続で最大1Gbpsだった通信速度は、IPv6・IPoE接続なら最大10Gbpsまで上がります。先ほど説明したとおり、IPv6・IPoE接続ではネットワーク終端装置を用いないため通信速度が上がるのです。

また、IPv6では16進数そのままの表記でIPアドレスを表記しますが、IPv4では16進数を10進数に変換してIPアドレスを表記します。

変換の手間が不要なことも、回線速度が向上する理由の一つです。

5. パケット転送時の違い

インターネットでやり取りされるデータは、「パケット」と呼ばれる細切れにして送受信され、パケットにはそれぞれ「ヘッダ」という送り状のようなものが付いています。

ヘッダには、IPv4とIPv6のどちらで宛先が書かれているかや、宛先や送信元のIPアドレスなどが記されていますが、IPv6で用いられるヘッダのほうがシンプルな書き方が用いられています。

IPv4のヘッダには、パケットに関するすべての情報が記されていました。一方、IPv6ではヘッダを「基本ヘッダ」と「拡張ヘッダ」にわけて、基本ヘッダにはパケット転送時に必要な情報のみを記すことで、そこさえ読み取ればデータの転送が可能になりました。

IPv6ではパケット転送時に行う処理がシンプルになり、回線速度の向上につながります。

6. セキュリティの強度の違い

IPv6では、データを暗号化するセキュリティ技術である「IPsec」が標準で搭載されていますが、IPv4ではオプション扱いです。IPsecによって高い機密性を持つデータを安全にやり取りすることが可能となり、「IPv6はIPv4よりもセキュリティ強度が高い」といえます。

7.互換性がない

IPv4とIPv6は、IPアドレスの表記や接続方法などに大きな違いがあるため、互換性がありません。

IPv4が用いられているサイトにはIPv6・IPoEでの接続はできず、反対に、IPv6が用いられているサイトにはIPv4・PPPoEでの接続はできません。

次世代型の規格であるIPv6が用いられているサイトは、「Google」「YouTube」「Netflix」など大手の一部に限られており、現状はIPv4が用いられているサイトがほとんどです。

このような背景から生まれたのが、次の章で解説する「IPv4 over IPv6」という技術です。

 

IPv4 over IPv6とIPv6の違い


「IPv4 over IPv6」とは、IPv6・IPoE接続を行いながら、IPv4を用いたサイトも利用可能にした技術です。


IPv4 over IPv6に用いられているのは、基本的にIPv6・IPoE接続の方式です。つまり、IPv6・IPoE接続の高速性や安定性を保ちながら、IPv4・PPPoE接続も行うことができるようになります。

IPv4とIPv6の見分け方

現在利用している回線が、IPv4とIPv6のどちらなのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そんな時は、「IPv6接続テスト」やパソコンの設定画面から確認してみましょう。

IPv6接続テストで確認する

「IPv6接続テスト」に接続するだけで、今使っている回線がIPv4なのかIPv6なのかを確かめることができます。

もしIPv4・PPPoE接続しかできないなら、表示されるIPアドレスはIPv4のものだけになり、「IPv6アドレスが検出されませんでした」というメッセージが表示されるでしょう。IPv6・IPoE接続が可能ならば、IPv4とIPv6両方のアドレスが表示されます。

IPv4・PPPoE接続しかできず、IPv6・IPoE接続が必要と感じている場合は、テスト結果で表示されるインターネットサービスプロバイダ(ISP)に、IPv4 over IPv6のサービスが利用可能かを問い合わせてみてください。

パソコンの設定画面から確認する

IPv4・PPPoE接続しかできていない場合、使っている端末がIPv6に対応していない可能性があります。Windows11とMacでの確認方法をご紹介します。

Windows11の場合

Windows11を使用している場合、次の手順でIPv6に対応しているかどうかがわかります。
①画面左下にある「Windowsマーク」を右クリックし「設定」をクリックします。
②「設定」画面が開いたら、地球をイメージしたアイコン「ネットワークとインターネット」をクリックします。
③「状態」画面が開いたら、「ネットワークの詳細設定」にある「ハードウェアと接続のプロパティを表示する」をクリックします。
④「プロパティ」の項目のほぼ中央「IPv6アドレス」に表示があれば、PCはIPv6に対応しています。

Mac(OS X10.7以降)

Macを使用している場合、次の手順でIPv6に対応しているかどうかがわかります。
①「アップルメニュー」にある「システム環境設定」をクリックします。
②「ネットワーク」をクリックすると表示される「ネットワーク環境」の「自動」をクリックします。
③「有効になっている接続」をクリックしてIPv6アドレスが表示されれば、IPv6への接続が可能です。

IPv6接続の確認方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

IPv6接続の確認方法について詳しく確認する

 

IPv4とIPv6の違いを理解してインターネットを活用しよう!

IPv6・IPoEには、安定した高速通信ができるなど、従来型のIPv4・PPPoEにはないメリットがあります。しかし、IPv6・IPoE接続は、従来型のIPv4のサイトには対応していません。

IPv4 over IPv6を活用すれば、IPv6の利点をそのままに、IPv4のサイトも利用できます。現在利用している接続方法がIPv4だけならば、IPv4 over IPv6への切り替えを検討してみましょう。

 

IPv4 over IPv6の確認方法とは?一瞬で診断するサイトを紹介!

投稿日時:2022/05/24(火) 15:48

より快適なインターネットの利用には、IPv4 over IPv6での接続がおすすめです。本記事でご紹介するサイトを利用して、現在の接続方法がIPv4 over IPv6かどうか確認してみましょう。


目次

IPv4 over IPv6の確認方法. 3
みんなのネット回線速度(みんそく). 3
OCN|接続環境確認. 4
接続状況確認 : @nifty 5
IPv6 test 5
確認くん. 6
アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】. 6
IPv4 over IPv6の確認方法まとめ. 7


新しいインターネットの通信規格であるIPv6による接続方式(IPoE)は、安定した高速通信が特徴です。しかし、現在主流となっているのは従来のIPv4による接続方式(PPPoE)で、IPv4とIPv6が混在している環境にうまく対応することが求められています。

そのような背景があって開発されたのが「IPv4 over IPv6」です。IPv4 over IPv6とは、IPv6と同じIPoE方式でIPv4アドレスへの接続を可能にした技術で、利用するコンテンツがIPv4であっても、IPv6ならではの高速通信を楽しむことができます。

本記事では、IPv4 over IPv6の確認方法について解説します。現在のインターネット環境でIPv4 over IPv6が利用できているかどうか確認するには、専用のWebサイトを使う方法がおすすめです。

IPv4 over IPv6について詳しく確認する

IPv6の接続状況について詳しく確認する

 

IPv4 over IPv6の確認方法


今回ご紹介する6つのサイトでは、確認方法がそれぞれ異なります。最初の3つは接続方法がそのまま表示されるため、IPv4 over IPv6になっているかどうか瞬時に判断できます。


続く3つのサイトは、表示されるホスト名などの中から情報を読み取る必要がありますが、慣れれば難しくはありません。

みんなのネット回線速度(みんそく)

サイトに接続して回線タイプなど必要事項を入力し終わると、測定が始まります。

現在の回線ですでにIPv4 over IPv6での通信が行われている場合、「IPv4接続」と「IPv6接続」の両方の回線速度が表示されます。「IPv4接続」の「接続方式」の欄に、「IPoE + IPv4 over IPv6」と表示されていることも確認しましょう。

IPv4接続の場合は、「PPPoE」での計測結果しか表示されません。


OCN|接続環境確認

大手プロバイダ「OCN」が運営しているサイトです。画面中央の「確認開始」というボタンをクリックすると、数秒で次のような結果が表示されます。



「接続環境」の列に「IPoE方式」と表示されたら、IPv4 over IPv6での通信がすでに行われています。IPv4・PPPoEでしか接続できていなければ、「接続環境」の列には「PPPoE方式」と表示されます。

接続状況確認 : @nifty

大手プロバイダ「nifty(ニフティ)」が運営しているサイトです。アクセスするだけで、現在の接続状況を判定してくれます。

IPv4 over IPv6での通信がすでに行われている場合、次のようにブラウン系の文字で「IPv4 over IPv6」と表示されます。グレー系の文字で「PPPoE」と表示された場合、従来通りIPv4・PPPoE接続しかできていないことがわかります。


IPv6 test

接続するだけで回線の判定が始まり、数秒後に結果が表示されるでしょう。そこにある「Hostname」もしくは「ホスト名」という項目に注目してください。

IPアドレスやプロバイダを示す文字列が表示されており、その中に「ipoe.ipoe.」が含まれていたら、IPv4 over IPv6での通信が行われています。

現在のインターネット環境を20点満点で評価してくれる機能もあります。



確認くん

接続するだけで、瞬時にインターネット環境を表示してくれます。「ゲートウェイの名前」に表示されている文字列に「ipoe.ipoe.」が含まれていれば、IPv4 over IPv6での通信が行われています。

使用しているブラウザや、どこのサイトを経由して「確認くん」を利用しているのか、また、プロキシについての情報なども表示されます。

アクセス情報【使用中のIPアドレス確認】

サーバー監視など無料のインターネットサービスを提供している「CMAN」が提供しているサービスです。

アクセスするとすぐに「あなたの利用しているIPアドレス」というメッセージが表示されます。そのすぐ下にある文字列の中に「ipoe.ipoe.」が含まれていれば、IPv4 over IPv6での通信が行われています。

登録ドメイン名やレジストラ名といった「Whois」情報もチェックできます。

IPv4 over IPv6の確認方法まとめ

IPv4 over IPv6接続が使えるメリットは、IPv6とIPv4のどちらにも対応できることです。

IPv6が使われているサイトなら、IPv6ならではの快適さを味わうことができ、IPv4が使われているサイトでも高速で安定した接続を実感できるでしょう。

まずは、本記事でご紹介したサイトでIPv4 over IPv6接続ができているかどうか確認しましょう。もしできていない場合は、契約中のプロバイダに連絡してIPv4 over IPv6を使えるようにしましょう。

 

IPv6のスピードテストができるサイト8選!速度測定にばらつきが出る理由も解説

投稿日時:2022/05/24(火) 15:24

IPv6のスピードを測定できる人気のサイトを8つ集めました。シンプルで使いやすいサイトから多機能なサイトまで幅広くご紹介します。IPv6の通信速度を計測する際の注意点についても解説します。


目次
IPv6のスピードテストのおすすめサイト8選. 3
1. みんなのネット回線速度(みんそく). 3
2. フレッツ速度測定サイト. 4
3. Fast.com. 4
4. Speedtest by Ookla 5
5. USEN GATE 02 5
6. iNoniusスピードテスト (IPv4/IPv6) 5
7. Speed Test(CloudFlare). 6
8. インターネット速度テスト(Google). 6
ipv6のスピードテストで知っておきたいポイント. 7
測定サイトによって速度にばらつきが出る. 7
IPoE接続にしないとIPv6の真価は発揮できない. 7
IPv6のスピードテストで回線の速度を知ろう. 8


IPv6とは、従来のIPv4に代わる次世代型の通信方式です。IPv6はIPv4に比べて通信速度が速いといわれており、IPv6が使えるようになったなら、通信速度がどれくらいかを調べてみたくなるものです。

そこで本記事では、簡単に使えるIPv6に対応したスピード測定サイトを8つご紹介します。

アプリをダウンロードする必要がなく、シンプルで使いやすい人気のサイトを集めました。それぞれ特徴があるので、目的にあったところを見つけてください。

IPv6で速度測定する際の注意点についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

IPv6のスピードテストのおすすめサイト8選


IPv6に対応したスピード測定サイトを8つご紹介します。いずれも操作は簡単なので、初めての方でも迷うことなく使いこなせるでしょう。気になるところを見つけたら、さっそく計測してみましょう。

1. みんなのネット回線速度(みんそく)

 IPv6の通信速度だけでなく、IPアドレスやホスト名もわかる多機能なスピード測定サイトです。

自分が使用しているインターネットの回線速度が測定できるだけでなく、他のユーザーが行ったテスト結果も蓄積されているのが大きな特徴です。平均速度の検索もできるので、「IPv6で接続することで、同じプロバイダの平均よりどれくらい速くなったのか」などを確かめることができます。

接続方式も自動で判定してくれるため、「IPoE」で接続できていることを確認しておきましょう。

2. フレッツ速度測定サイト

NTT西日本が提供しているスピード測定サイトです。

お住まいの都道府県や契約しているプロバイダ(ISP)などを選んだら、一番下にある「測定する」というボタンをクリックしましょう。即座に測定が始まり、ダウンロードとアップロードの速度が表示されます。

自分の端末に加えて、フレッツ網内にある測定サーバーと、インターネット上の測定サーバーの速度を知ることができますが、特別なことがない限り、チェックするのは自分の端末の速度だけでよいでしょう。

3. Fast.com

大手動画配信サービスが提供するサイトです。

非常にシンプルなつくりになっており、端末からアクセスするだけで測定が始まります。IPv6の通信速度の測定が完了すると、ダウンロード速度が大きな文字で表示されます。

アップロード速度やレイテンシ(Ping値)を表示するには、ダウンロード速度が表示されたすぐ下にある「詳細を表示」をクリックしましょう。

4. Speedtest by Ookla

世界中に知られているスピード測定サイトです。

サイトにアクセスすると大きく表示される「GO」ボタンで測定が始まり、ダウンロードやアップロード速度、Ping値が表示されます。

会員登録することで測定結果の履歴を保存できるため、時間帯や曜日などで比較したい場合に便利です。IPv6の通信速度の測定をするだけなら、会員登録は不要です。

5. USEN GATE 02

USENが提供しているサイトです。

サイトにアクセスすると下の方に「測定開始」というボタンがあります。クリックすると数十秒でIPv6のダウンロードやアップロード速度、Ping値が表示されます。

Webサイトの閲覧やオンラインゲームなど、用途別に快適に使えるかどうかの判定も同時に行ってくれるのが特徴です。

6. iNoniusスピードテスト (IPv4/IPv6)

接続しただけで計測が開始される、シンプルさが魅力のスピード測定サイトです。

IPv4 over IPv6で接続した場合、両者の計測結果を並列で表示してくれるため、通信速度を比較するのに便利です。また、本当にIPv6でつながっているかどうかも確認できます。

ダウンロード速度などと並んで表示される「RTT」は、Ping値と同じ意味です。

7. Speed Test(CloudFlare)

こちらも接続しただけでIPv6の速度測定が始まるシンプル設計のサイトです。

「GO」のボタンをクリックすると数十秒後に、ダウンロード速度、アップロード速度、Ping値が表示されます。

サイトが英語表記のため、「速度だけわかればよい」という方におすすめです。

8. インターネット速度テスト(Google)

Googleの検索窓に「インターネット速度テスト」や「スピードテスト」と入力するとトップに表示されるサイトです。

青色の「速度テストを実行」のボタンをクリックすることで、IPv6の通信速度の測定が始まります。

アップロードやダウンロード速度、レイテンシ(Ping値)のほか、「同時に複数のデバイスでのHD動画のストリーミング」や「ビデオ会議」など、その速度に適した用途も表示されます。

Googleのインターネット接続テストについて詳しく確認する


ipv6のスピードテストで知っておきたいポイント


IPv6のスピードテストの結果はあくまでも目安です。また、IPv6の真価を発揮させるには、接続するサイトがIPoEに対応している必要があるため、結果に対して過度に期待しない方がよいでしょう。


 

測定サイトによって速度にばらつきが出る

IPv6に限らず、使用するスピード測定サイトは毎回同じものにしましょう。サイトによって、測定方法やテストサーバーが置かれている場所までの距離や経路などの条件が異なるからです。

IPv6での速度を比較する場合も、異なるサイトで計測すると条件の違いから比較ができなくなってしまいます。

また、同じスピード測定サイトを用いても時間帯によっては結果にばらつきが出る点に注意が必要です。測定サイトのサーバーに接続しているユーザーが多いほど、サーバーに負荷がかかり、調子が悪くなることがあります。

あまりにも悪い結果が出た場合は、しばらく間をおいて接続し直してみましょう。

 

IPoE接続にしないとIPv6の真価は発揮できない

IPv6の真価を発揮させるには、接続するサイトがIPoEに対応している必要があります。しかし、今のところIPoEに対応しているサイトは、GoogleやYoutubeなど大手のごく一部です。

それ以外のサイトに接続する場合は、従来のPPPoEを用いて接続するため、IPv6のメリットを十分に感じられないでしょう。

それでもIPv6を使うメリットがあるのは回線が混雑している時です。IPoE接続は従来のPPPoEとは異なる接続方法で、混雑時に速度が遅くなる「ネットワーク終端装置」を使用しません。

直接インターネットに接続できるため、大勢が同じ回線を使っていても速度の遅さを感じにくいのが特徴です。

IPoEについて詳しく確認する

 

IPv6のスピードテストで回線の速度を知ろう

IPv6でどれくらい速度が改善したかを知るには、今回ご紹介したスピード計測サイトが便利です。しかし、IPoEに対応しているサイトは限られているため、IPv6の本来のスピードを体感するには、もう少し時間がかかりそうです。

とはいえ、「混雑時の強さ」というIPv6回線のもうひとつのメリットだけでも、IPv6を利用する価値はあるといえるでしょう。

IPv6に限らずネット速度全般について知りたい方は、以下のページもご覧ください。

ネット速度について詳しく確認する


 

IPv6の接続状況はどうやって確認する?便利なサイトから原因・対処法まで!

投稿日時:2022/05/24(火) 15:17

「IPv6に接続したけど思っていたよりスピードが出ない」「本当にIPv6で接続できているの?」と思ったら、PCの設定と判定サイトを使ってチェックしてみましょう。本記事では、IPv6接続を確認する方法をわかりやすく解説します。


目次

IPv6の確認方法. 3
パソコンから確認する方法. 3
サイトで確認する方法. 4
IPv6の接続状況の確認まとめ. 7


IPv6で接続しているはずなのにインターネットの通信速度が遅いと感じたら、IPv4での接続になっている可能性があります。

また、IPv6での接続には、PCなどご自身の端末や、ルーターなどの接続機器もIPv6に対応している必要があります。

まずは、現在の接続環境を確認してみましょう。本記事でご紹介する方法で、簡単にIPv6での接続環境が整っているかどうかを確認できます。ぜひ、記事を読みながら実際にお試しください。

IPv6の確認方法

IPv6接続を利用するには、PCなどの端末とインターネット通信環境のどちらもIPv6接続に対応している必要があります。ここでは、PCを確認する方法と接続サイトで確認する方法について説明します。

端末がIPv6接続に対応しているにも関わらず、接続サイトの確認でNGだった場合は、接続環境に問題があると推測できます。

パソコンから確認する方法

Windows11の場合、モニタの左下にある「Windows」マークを右クリックし「設定」を選択します。「ネットワークとインターネット」「ハードウェアと接続のプロパティを表示する」を順にクリックしてください。

表示される「IPv6アドレス」の項目に文字列が表示されていれば、PCがIPv6接続可能であることがわかります。

Mac(OS X10.7~)の場合、「アップルメニュー」から「システム環境設定」「ネットワーク」を順にクリックしていきます。次に、「ネットワーク環境」にある「自動」「有効になっている接続」を順にクリックしてください。

以上の操作でIPv6アドレスが表示されたら、IPv6接続が可能であることがわかります。

サイトで確認する方法

PCやMacがIPv6での接続が可能な状態でも、回線などの通信環境がIPv6に対応していなければ、IPv6での接続はできません。本章で紹介するサイトに接続することで、現在の通信環境がIPv6に対応しているかどうかをチェックできます。

確認くん Pro

「確認くん Pro」のサイトに接続すると、すぐにインターネット環境の詳細が表示されます。接続方法を調べるには、「プロバイダ(ホスト名)」に表示されている文字列のチェックが必要です。

IPv4での接続なら、「プロバイダ(ホスト名)」が、すぐ左に表示されている「IPアドレス」と「プロバイダを表す文字列」の組み合わせだけで表示されます。

IPv6での接続なら、「IPアドレス」と「プロバイダを表す文字列」の間に「ipoe.ipoe.」という文字列が表示されます。「プロバイダ(ホスト名)」に表示されている文字列に「ipoe.ipoe.」を見つけられたら、現在IPv6で接続していることになります。

IPv6接続テスト

手軽にテストでき、結果がわかりやすいことで人気が高いサイトが「IPv6接続テスト」です。接続するだけでテストが始まり、すぐに結果が表示されます。

IPv6で接続できている場合、IPv4アドレスだけでなく、IPv6アドレスも表示されます。下部に10点満点で表示される「あなたの事前対応点」も、満点か、それに近いスコアになります。IPv6に接続できていない場合は、IPv4アドレスのみの表示となり、スコアも低くなります。

オープンサーキット 接続チェックページ

判定を行うには「JavaScript」が有効になっている必要がありますが、このサイトも接続するだけでIPv6が使えているかどうかがわかります。

このサービスを提供している「オープンサーキット」は、1999年の創業以来、一定の評価を得ているプロバイダです。確かな企業だけに、安心して接続チェックを行うことができるでしょう。

IPv4とIPv6のどちらで接続しているかがほぼ瞬時に判定され、IPv6で接続できている場合は、上部に「IPv6でアクセス中です」と表示されます。IPv4でしか接続できていない場合は、「IPv4でアクセス中です」としか表示されません。

 

IPv6オプション:BIGLOBE会員サポート

「IPv6オプション」は、もともとBIGLOBEの契約者向けのサービスですが、他のプロバイダの契約者も利用できます。サイトへの接続後、上部に「現在の接続環境はIPv6」もしくは「現在の接続環境はIPv4」のいずれかが表示されます。

非常にわかりやすいサイトで、BIGLOBEで光回線を利用している方なら、サイト下部からIPv6接続の申込みもできます。

 

IPv6接続確認ページ|SoftBank

「IPv6接続確認ページ」はソフトバンクが提供する「SoftBank 光」利用者向けのサービスですが、他のプロバイダと契約している方でも利用できます。サイトに接続するとすぐにIPv6かIPv4かが表示されます。

表示される「ACCESS via ~ internet」を和訳すると「~を経由してインターネットに接続」となります。

 

IPv6アドレス対応について | So-net

So-netが提供しているサービスです。サイトへの接続で、IPv6で接続できているかが瞬時に判定されます。

So-netはソニーグループに属するプロバイダで、25年もの歴史を持っています。このサービスもSo-netの契約者向けのものですが、他のプロバイダのユーザーでも利用可能です。

 

v6v4.net/

「日本ネットワークイネーブラー株式会社(JPNE)」による、接続判定サービスです。サイトへの接続でIPv4とIPv6のどちらを利用しているかが表示されます。

あわせて「v6プラス」への対応についてもチェックもできますが、v6プラスは、サイトの運営者である「JPNE」が、各プロバイダに提供しているIPv6での接続方式です。

v6プラスは、日本でもっとも普及している接続方式ですが、IPv6の接続方式は他にもあります。

それぞれのプロバイダがIPv6での接続ができるよう、IPv4 over IPv6を提供しています。現在使っている回線がIPv4 over IPv6かどうかを確認するには、以下のページを参照してください。

Pv4 over IPv6について詳しく確認する

IPv6の接続状況の確認まとめ

PCの確認と判定サイトでの確認の両方を行うことで、IPv6での接続ができていない原因が明らかになります。

PCの設定に問題がある場合は、まずはそこから改善が必要です。PCの設定が問題ないにも関わらず判定サイトでNGが出たら、接続機器や回線がIPv6に対応できていないということです。

まずはPCの設定を確認し、判定サイトを活用して現在の通信環境を調べてみましょう。